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キーファ46★broken heart

★148年21日★

「あらキーファちゃん、どこに行くの?」

アンナ・リサちゃんが自分から声をかけてくるなんて珍しい。

「学校だよ。アンナ・リサちゃんはどこへ行くの?」

「ふふ、私はハールの庭園よ。これからアチェロとデートなの」

「そっか…楽しんできてね!」

「ええ、ありがとう。楽しんでくるわ!」

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今日のアンナ・リサちゃん、いつにも増して綺麗だったなぁ…

彼女があたしたちの仲に嫉妬してるのにはなんとなく気づいていたけど、まさかそれだけを言いにわざわざ会いに来るなんてね…

「キーファ!授業に遅れるよ〜!」

ホリーが高台の道の入口で叫んでる。

「あっ!今行く〜!」
高台の道へ入ると、見覚えのある二人の後ろ姿が……

(えっ………)

0311kifa144-[] (498)

一瞬、アンナ・リサちゃんがあたしの方を振り向いて、勝ち誇ったように微笑んだ気がした。

(え……まさか……)

「もう、キーファ!遅れるってばー!」

「あ、うん!ごめんっ!今行く!」

学校に着いても、さっき見た光景が頭から離れない。

(……まさか……そんなこと……ないよね……)

おかげで、授業中はずっと上の空。

「キーファ、なんだか顔色が悪いよ。どうしたの?」

クラスのマドンナ、レナータが心配して声をかけてくれた。

「え……?ううん、何でもないの。心配してくれてありがとう」

「そう……それならいいんだけど……」

0311kifa144-[] (500)

「キーファ!放課後いっしょに遊ぼうぜー」

「ごめんミック。今日はちょっと……」

「マジかよ!?ノリわりーな。どうしたんだよ?」

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自分でもビックリするぐらい、不安でたまらない。

だから、授業が終わるとすぐに学校を飛び出したの。

自分の目で確かめなきゃ……

向かった先はもちろん……

0311kifa144-[] (499)

…………。


突然、肩の力が抜けていく……


そっか……。


あたし……あいつのこと、こんなに「好き」だったんだ……


どうして今まで、自分の気持ちに素直になれなかったんだろう……


あたしの馬鹿……



「いつもの元気がありませんね。どうかしたのですか?」


顔を上げると、アスター神官のジュリアンさんが目の前に立っていた。

「ホリーのお兄さん……」

「………?」

0311kifa144-[] (502)

「……ぅ…ぅう……」

「………!?」

ジュリアンさんはあたしの背に合わせて屈むと、優しく微笑んで、そっと頭を撫でてくれた。

「……泣きたいときはね、我慢しないで思いきり泣けばいいんだよ」

その一言で、あたしはもう涙をこらえきれなくなった。




大通りに出たら、いむがあたしの方をじ〜っと見てる。

「ぴゅい〜?」

「もしかして、あたしのこと心配してくれてるの?」

「ぴゅい〜!」

あはは、いむにまで同情されちゃったよ……w

でもちょっと元気が出てきた。ありがとね……

0311kifa144-[] (503)

「ねぇねぇ、ルチオくん」

あ、レナータがルチオくんとお話ししてる。

「ルチオくん、もしかしてアンナ・リサに捨てられたの?」

「………。」

ちょ、レナータ!直球すぎるでしょw

ごめんね、ルチオくんw

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あたしもアチェロに「おめでとう」を言いにいかなくちゃね…

「アチェロ……おめでとう。幸せになってね」

「おぉ、サンキュ。でも、なんか……」

「………?」

「……お前らしくねーよな。なんかむずがゆいっていうか……」

「どういう意味よ」

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★148年22日★

昨日から元気のないあたしを見かねて、ネストールが気分転換に外へ連れ出してくれたの。

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「……キーファさんはさ、アチェロくんのこと好きだったんでしょ」

「え……?」

「…見ていればわかるよ。気づいてないのはアチェロくんだけ。僕はキーファさんを悲しませたアチェロくんを許さない。僕なら大人になっても絶対にキーファさんのことを悲しませたりはしないよ」

ネストール……

「キーファさんには笑顔が一番似合うから」

「………。」


夕方、畑に行ってみたら、アチェロとルチオくん、シャルロットがいたの。

ルチオくんはアンナ・リサちゃんを狙ってたらしいから、アチェロとは気まずい雰囲気だったり…w

「アチェロ〜!婚約おめ〜!」

「お、おう、サンキュ」

さすがキャリー王妃の娘シャルロット!空気よめ~!w

ルチオくんとアチェロ、めっちゃ気まずそうじゃんw

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「あら、キーファじゃない。途中まで一緒に帰らない?」

「あ……うん」

半ば強制的に、KY王女シャルロットと二人で帰ることに……w

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「あんたとアチェロのこと、あたしは応援してたんだけどな〜」

「だって、あいつとあたしはただの幼なじみだから……」

「それは、違うと思うわ」

「え……?」

「ただの幼馴染なんかじゃない。きっとアチェロにとってあなたは友達以上の存在だったはずよ。……妹とか、家族みたいな存在だったんじゃないかしら?(じゃなきゃ、アンナ・リサがあんなに苦しむわけないもの……)」

「家族……」

「あっ、大事なこと忘れてたわ!ごめ〜ん!先に帰ってて!」

「あ、うん……。これからどこにいくの?」

「お兄ちゃんに賭けたギブルの換金、すっかり忘れてたのよ〜!」

「………。」

「やっぱ持つべきものは家族よね〜!お兄ちゃんのおかげで財布の中がウハウハだもの!」

「………。」


**************************


アンナ・リサの姉ナタリアさんは、一学年上の王太子ミーノと学生時代から仲良しでした。

「たられば」になりますが、シンデレラがククリアに来ていなければ、ミーノと結婚していたのはナタリアさんだったかもしれません。

自分のしたことは、巡り巡って自分に返ってくるということかもしれませんね。

ごめんね、キーファ…。


そしてアチェロ、『婚約おめでとう』

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**************************

〜おまけ〜

Twitterアプリ「診断メーカー」の『140字で書くお題ったー』で作成した私の拙いショートストーリーです。

きっとアンナ・リサは、アチェロとキーファの仲に嫉妬してるんだろうな〜と。

アンナ・リサ「優先順位」


〜おまけ〜

このお話を妄想補完した小話です。

『シトラティー』


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こちらでは初めまして

Twitterではお世話になってます。
ブログ、最初から最新まで読ませていただきました!
文章がとても読みやすくて一気に読んでしまいました。

そしてキーファちゃん……。
私もククリアでこんな経験をしました。
なんだか喪失感がすごかったことを覚えています。
これからキーファちゃんはどんな恋愛をして、
誰と結婚するのか……。
続きを心待ちにしていますね。

ブログ訪問ありがとうございます!

こちらこそ、Twitterではお世話になってます(*^^*)

幼なじみのアチェロとは子供時代から仲良くしていたので、こんなに早く結婚してしまうなんてビックリしました。
せめて成人するまで待っていて欲しかった…
…失恋もワーネバの醍醐味ではありますけどねヽ(;▽;)ノ

わ〜Σ(゚д゚lll)こんな拙いブログを読んでいただいたとは…
お恥ずかしい限りです…

ネバラーの皆さん、素敵な文章やイラストをお書きになる方ばかりなのでいつも刺激をいただいています。
たつたろうさんの描かれた団長さんのところのメーティスさんも可愛くて癒されました♪( ´▽`)
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ぱいん

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