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シトラティー


「キーファ46★broken heart」

の妄想小話です。

妄想、創作が苦手な方はご注意ください。







******************

「いつもの元気がありませんね。どうかしたのですか?」

気がつくと、アスター神官のジュリアンさんが目の前に立っていた。

「ホリーのお兄さん……」

「…………?」

お兄さんは心配そうに微笑むと、背の高さに合うようにしゃがんであたしの顔を覗き込んだ。

「……ぅ…ぅう……」

「…………!」

突然泣き出したあたしを見て、お兄さんは少し驚いたみたいだったけど、すぐにあたしの頭をそっと撫でてくれた。

「こういうときはね、我慢しないで思いきり泣けばいいんだよ……」

その一言で、こらえきれなくなった涙があたしの目からボロボロとこぼれ落ちた。






******************


「……せっかくの美人さんが台無しだ。部屋で少し休んでいきなさい」

この泣きはらした顔じゃ帰れない……。そう思っていた矢先の助け舟だった。

アスター神官の部屋なんて、滅多に入ることなんてない。最低限の生活用品が揃った空間に奥の仕事部屋。男性が一人で暮らすには、このくらいの大きさがちょうどいいのかもしれない。

テーブルに座るように言われて待っていると、お兄さんが温かいシトラティーを淹れてくれた。

「僕はそっちの部屋で仕事をしているから。何かあったら声をかけてね」

「うん……」

そう言うと、お兄さんは奥の部屋へ行ってしまった。

「いただきます……」

一口飲むと、シトラの上品な香りが口の中にフワッと広がった。

「美味しい……」

体もポカポカと温まってきた。

「……こんなに美味しいんだ」

なんだかちょっとだけ、嫌なことも忘れられるような気がした。


******************


「……参ったな…」

ようやく仕事もひと段落したところで様子を見に戻ると、客人はテーブルに突っ伏してすやすやと寝息を立てていた。

彼女は親友ミーノの娘さん。妹のホリーとも仲良くしてくれている。

神に仕える者としての立場上、部屋に女性を連れ込むなんてもってのほか。しかし、目の前で泣き出した女の子を黙って放っておくわけにもいかなかった。

何があったのかはわからないが、きっと疲れも相当溜まっていたのだろう。
あまりに気持ち良さそうに眠っているので、もう少しだけ寝かせておくことにした。

ガタッ…

「………?」

カップを片付けようと椅子から立ち上がろうとしたのだが、何かにひっかかって立ち上がることができない。

「……そういうことか…」

僕の顔に思わず苦笑いが浮かぶ。

よく見ると、可愛らしい寝顔の客人に神官服の裾を掴まれているではないか…。

「……仕方ないな…」

立ち上がれないのならしょうがない。

もう少しこのままにしておくとするか……。


******************


パインちゃんのククリアシンデレラストーリー\(^o^)/http://qukriacinderella.blog.fc2.com/blog-entry-147.html
「キーファ46★broken heart」より妄想補完。

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